住宅の購入は多くの人にとって人生最大の買い物ですが、国によってその難易度は大きく異なります。 今回のランキングでは、2024年時点で「平均年収で家を買うのが最も難しい国」をランキング形式で紹介します。 このデータは、住宅価格を年間平均所得で割った「年収倍率(価格/収入)」を元にしており、数値が高いほど住宅取得が難しいことを意味します。 特に新興国や紛争地域、住宅供給不足が深刻な都市圏では、この倍率が極端に高くなる傾向があります。 また、日本のデータも特別に取り上げており、世界の中での位置づけを明らかにしています。
家を買えない国ランキングTOP10
- 1位 シリア - 101.9年
- 2位 エチオピア - 43.1年
- 3位 カメルーン - 42.9年
- 4位 スリランカ - 36.0年
- 5位 ネパール - 35.2年
- 6位 香港(中国特別行政区) - 32.1年
- 7位 中国本土 - 29.6年
- 8位 レバノン - 27.4年
- 9位 フィリピン - 27.0年
- 10位 タイ - 26.5年
- 75位 日本 - 10.0年
75位 日本 - 10.0年
近年、日本では少子高齢化や空き家問題などを背景に、不動産価格が地域によっては安定または下落傾向にあります。 特に地方では格安で購入できる物件も多く存在し、都市部との価格格差が広がっています。
10位 タイ - 26.5年
また、土地所有に関する法規制もあり、外国人投資家による不動産需要が価格をさらに押し上げています。 政府は低所得層向けの住宅ローン制度を整備していますが、都市と地方の住宅格差は依然として大きいです。
9位 フィリピン - 27.0年
また、貧困層や中間層の多くが非正規雇用に従事しているため、住宅ローンを利用するのも困難です。 このため、政府は「住宅マスプログラム」などを通じて住宅支援策を講じていますが、供給が需要に追いついていない状況です。
8位 レバノン - 27.4年
不動産は依然としてドル建てで取引されることが多く、現地通貨での収入では到底太刀打ちできない状況です。 そのため、多くの若者が国外への移住を選択肢とし、国内の住宅需要の構造にも影響を与えています。
7位 中国本土 - 29.6年
若者の間では「家なし、車なし、結婚なし」という現実が広がり、結婚や家庭形成に影響を与えています。 地方では比較的手頃な価格の住宅もありますが、雇用や生活環境の格差が大きく移住のハードルとなっています。
6位 香港(中国特別行政区) - 32.1年
住宅購入は多くの市民にとってほぼ不可能であり、政府の公営住宅や賃貸支援政策への依存度が高まっています。 また、投資目的の住宅購入が多く、実需を持つ市民とのギャップが深刻な社会問題となっています。
5位 ネパール - 35.2年
また、カトマンズなど都市への人口集中もあり、限られた土地に対して需要が集中し、不動産価格が高騰しています。 地方では安価な住宅も存在しますが、インフラや就業機会の不足から多くの人が都市部に集中し続けています。
4位 スリランカ - 36.0年
特に首都コロンボを中心とした都市部では、土地価格の高騰が顕著であり、中産層でも新築住宅の購入は困難です。 政府の住宅支援も十分とは言えず、多くの若者が家族と同居を続けざるを得ない状況にあります。
3位 カメルーン - 42.9年
住宅建設に必要な資材の価格上昇や、住宅ローン市場の未発達も住宅取得の障壁となっています。 こうした状況下では、家を買うよりもレンタルに依存せざるを得ない世帯が大多数です。
2位 エチオピア - 43.1年
また、多くの国民が非正規労働に従事しているため、安定した収入を得ることが難しく、ローン審査などにも通りにくい現実があります。 結果として、都市部では住宅不足が深刻化し、スラム化や違法建築が広がる傾向にあります。
1位 シリア - 101.9年
シリアは長年にわたる内戦と経済崩壊の影響で、インフラの破壊や住宅供給の減少、インフレによる通貨価値の下落が深刻です。 このような状況下では、不動産価格は需給の不均衡により高止まりし、国民の収入水準が極端に低下しているため、住宅取得は夢のまた夢となっています。





